こんにちは、前回のバラディで予告していたので、今日はサイーディについて書きますね。
サイーディはバラディと同様、マクスームと同じ位置にアクセントが来る4拍子です。ただし、2.5拍目がPaやTakではなく、Dumになります。基本パターンは
|D-P-|–D-|D—|P—|
や
|D-T-|–D-|D—|T—|
になります。「ドパッドドンパッ」ってな感じです。(リズムの記述方法はこちら)
|D-D-|–D-|D—|P/T—|
という風に、1.5拍目もDumにしたパターンもあります。
いずれにしても、サイーディの肝は、2.5拍目と3拍目のDumで、ここをしっかり出してやると、それらしいノリになってきます。
そもそも、サイーディというのは、アスワンからメンフィス辺りのアッパーエジプト(ナイル川中流域)の事をを指す言葉で、田舎っていう意味合いがあるそうです。だからなのか、バラディより更に訛りが強い感じのリズムで、ノリとしては縦ノリの力強い感じになります。私の場合は”どファンク”のつもりで叩くと、感じが出る気がしています。
他のやや平坦なノリのリズムからサイーディに切り替える時に、わざとテンポを落としたり、逆に上げたりすると、一気に盛り上げることが出来る使い勝手の良い子ですよ。
では、幾つかバリエーションを書いてみますね。勿論、他にも色々なパターンがありますけどね。
|D-P-|D-D-|D—|P—|
|D-P-|-DD-|D—|P—|
|D-P-|tkD-|D-tk|P-tk|
|D-Dr|tkDr|Drtk|Trtk|
|D-Pr|tkD-|D-tk|Prtk|tkD-|tkD-|Drtk|Prtk|
では、動画で実際の叩き方を見てみましょう。まずは、基本をRuben van Rompaey先生のビデオでどうぞ。
Ruben先生は基本から丁寧に教えてくれるので、助かります。
さて、Ruben先生の動画を探していたら、サイーディでのダラブッカソロの動画を見つけたので、貼っておきます。
今風のコテコテエジプシャンの感じが好きです。本当に楽しそうですよね。これだけ叩ければ気持ち良に違いありません。
では、最後にサイーディをベースとした楽曲の一例をどうぞ。
残念ながら、私は正式な古典からのアラブ音楽を習っている訳ではなく、サイーディの名曲に何があるのかも知りませんので、自分のイメージに近いものを拾ってみました。刷り込みなのかも知れませんが、何となく、ルクソールやアスワン辺りのナイル河の香りがしてくるような気がしています。ファルーカで、ナイル河渡っているみたいな。気のせいですかね。
ということで、次回からは代表的な2拍子系に移りましょうかね。ではまた。
