マスムーディカビール

こんにちは、たーさんです。今日は台風で家に閉じこもっております。
さて、前回のワヘダカビールから2か月も間が空いてしまいましたが、8/4のリズムの続きです。という事で、今日はマスムーディカビールです。

前回のワヘダキビールの紹介でもお話したように、カビールというのは「大きい」という意味なので、マスムーディカビールは、「大きなマスムーディ」という事になります。
ただ、前回のワヘダカビールが4拍のワヘダの後ろに更に4拍追加したリズムなのに対して、マスムーディカビールはどちらかというとマスムーディサギール(バラディ)を半分のスピードにしたような感じになります。そして、バリエーションが多いのが特徴です。
まあ、その中でも比較的ポピュラーな基本パターンを2つ程どうぞ。(リズムの記述方法はこちら)

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最初に叩くDumが2つのものと3つのものがあります。因みに後のバリエーションでは5つのDumのパターンもあります。いずれにしても、この最初の連続するDumがこのマスムーディカビールの特徴なんですね。

では、Mario Kirlisのリズム集で雰囲気を掴んでみましょう。

どうでしょうか。何となく雰囲気が掴めたでしょうか。
いかにもアラブっぽいリズムですよね。 ただ、マスムーディの元のマスムーダというのは、モロッコに多いベルベル系の人達を指すそうなので、元々はベルベル系のリズムなのかも知れません。
では、マスムーディキビールの教則ビデオです。8つのパターンをハンガリーのKeönch László Farkas先生が叩いてくれます。

さて、幾つかバリエーションを書いてみますね。

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はじめの3つは、バッキングのスタイルで、3番目のものが先程紹介した5つのDumのものです。その他のパターンは、隙間を埋めたり、少し崩したりするリードのタイプです。
この他にも沢山バリエーションはありますし、自分でノリの合わせて叩けば気持ち良いですよ。

さて、スペインをアラブが支配していた頃、アンダルシアの宮殿で始まったと言われるMuwashahatと呼ばれるダンスがあります。このHuwashahatでは10拍子のサマーイでのダンスが有名なのですが、古くはこのマスムーディカビールが、Muwashahatで良く使用されていたそうです。
ということで、最後にそんなMuwashahatで良く使用されるマスムーディカビールのYa Shadi al-Alhanとという曲をどうぞ。ではまた。

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