Tinariwen

お久しぶりです、たーさんです。
さて、今日はサハラブルースと呼ばれるトゥアレグ系独特のスタイルを長年牽引してきたTinariwenを紹介します。彼らは、トゥアレグ系では最も有名なバンドです。

まずは、2018年のグラミーで最優秀ワールドミュージック・アルバムに選出されたElwanから Sastanàqqàmを聴いてみて下さい。

Tinariwenは古いバンドで、Ibrahim Ag Alhabibによって結成されたとされています。彼は、映画で見たギターを自分で作って弾き始め、初めて本物のギターを手にして、友人とバンドを組んで結婚式やバーティで演奏しはじめたのが1979年です。そのバンドに名前は無かったらしいのですが、周りの人々がタマスク語で「砂漠の人々」を意味する”Kel Tinariwen”と呼んだのがTinariwenの始まりだそうです。

バンド活動も長く、世界的に知名度のあるTinariwenは多くのウェスタンミュージシャンとも共演しています。次のビデオはその一つで、レッチリとの共演です。

さて、Ibrahim Ag Alhabibは、元々マリが生まれ故郷なのですが、バンドを結成したのは難民として暮らしていたアルジェリアです。その後、彼を含めたバンドメンバーはリビアで軍事訓練を受けて、トゥアレグの自治を求める闘争に参加したりしています。トゥアレグ達が暮らしていたサハラは、幾つのも国に分割されていて、自治を求めるトゥアレグ達は、闘争を起こしたり難民となる事が多く、彼らもこの渦中に飲み込まれていました。

彼らはその後マリにある故郷のTessalitに戻るのですが、その後もマリは情勢が安定せず、 国外の砂漠の地で録音したりしています。2011年にリリースしたTassiliというアルバムもアルジェリアの砂漠で録音されたもので、2012年にグラミーの最優秀ワールドミュージック・アルバムを受賞しました。では、このアルバムからIswegh Attayという曲をどうぞ。

その後、マリでの戦乱に会い一部のメンバーが誘拐されたりしたバンドは、一時期アメリカで暮らす事になります。その時も、故郷に近い砂漠の地に住んでいたそうで、その間にEmmaarというアルバムを作成しています。次の曲は、そのEmmaarからIslegh Taghram Tifhamamという曲になります。

その後もTinariwenは故郷での活動は色々と制限されていて、Elwanで2018年にグラミーを受賞した後のワールドツアーからはマリに戻れず、直近のAmadjarというアルバムは、モロッコで録音されています。

では、最後にElwanからで、そんなIbrahim Ag Alhabibの人生を描いたようなアニメーションが印象的な、Nànnuflàyという曲で終わりにしましょう。
では、また。

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